不登校でも高校に進学できる?知っておきたい進路の選択肢

「学校にあまり行けていないけれど、高校には進学できるの?」

「このまま不登校が続いたら、高校に行けなくなるのでは?」

子どもが不登校になると、保護者は高校進学についても不安を感じることがあります。

この記事では、不登校と高校進学について知っておきたい基本的なことや、高校にはどのような選択肢があるのか、高校を選ぶときに確認したいポイントを分かりやすく紹介します。

1.不登校でも高校進学を目指すことはできます

中学校で不登校を経験していても、高校進学という選択肢がなくなるわけではありません。

高校にはさまざまな種類や学校があり、それぞれ学び方や学校生活のスタイルが異なります。

文部科学省より

実際の入試方法や調査書の扱いは、都道府県や学校によって異なります。

志望校の募集要項などを確認しておくことが大切です。

2.高校にはどんな選択肢がある?

同じ「高校」でも、学校によって学び方やサポート体制は大きく異なります。

高校には、主に次のような学び方があります。

学校

全日制高校

  • 決められた時間に通学
  • 学校行事や部活動もある
  • 毎日通いたい子にオススメ
時計

定時制高校

  • 昼間・夕方・夜など
  • さまざまな時間帯で授業
  • 生活リズムに合わせやすい
パソコン

通信制高校

  • 自宅学習が中心
  • スクーリングや試験を受ける
  • 登校頻度などが選べる

3.高校によって学び方はかなり違います

同じ「通信制高校」や「定時制高校」でも、学校によって学校生活やサポート内容は異なります。

「通信制だから毎日学校に行かない」「定時制だから夜にしか通えない」というように、一律に考えないことが大切です。

学校の公式サイトや募集要項を確認したり、学校説明会や相談会などで話を聞いてみましょう。

通信制高校の費用や登校スタイル、サポート体制の比べ方は、こちらの記事で整理しています。

→通信制高校の選び方|費用・登校スタイル・サポート体制で比べるポイントと資料の取り寄せ方

4.不登校だと高校受験で不利になる?

高校入試では、調査書などの書類が選抜資料として使われる場合があります。

不登校経験者の扱いや、面接の有無、調査書の記載内容などは、都道府県や学校によって異なります。

「不登校だから高校受験では必ず不利になる」と一律に考えることはできません。

志望校を決めるときには、最新の募集要項や学校の入試情報を確認することが大切です。

「不登校だから必ず不利」と決めつけず、どのような入試制度なのかを具体的に調べてみましょう。

5.高校選びで確認したい5つのポイント

  • 登校する頻度(毎日、週何日、スクーリングの有無など)
  • 学習方法(教室・自宅・オンラインなど)
  • サポート体制(先生への相談・心理面のサポートなど)
  • 卒業までの仕組み(単位・レポート・試験など)
  • 学費(授業料・教材費・維持費・交通費など)

6.学校説明会や見学に行ってみる

インターネットだけでは分からないこともあるため、気になる学校が見つかったら、学校説明会やオープンキャンパス、個別相談などに参加してみましょう。

豆電球

例えば

  • 「どのくらい通う必要があるのか」
  • 「先生に相談しやすいか」
  • どのような生徒が通っているのか」
  • 「不登校経験者へのサポートはあるのか」
  • 「卒業までどのような流れになるのか」

など、気になることを事前に聞いておくと安心です。

子ども本人が参加できない場合は、まず保護者だけで相談できる学校もあります。

7.子ども本人の希望も大切にする

保護者が「この学校なら安心」と思うことと、子どもが「ここなら通えそう」と感じることが一致しないこともあります。

「家が近いから」「進学実績がいいから」「通信制だから安心」など、保護者の視点だけで決めるのではなく、子どもの希望や不安も聞きながら、一緒に選択肢を探していくことが大切です。

8.「今は高校のことまで考えられない」という場合も

不登校の状態にあるとき、すぐに高校進学について考えることが難しい場合もあります。

「まずは毎日を過ごすだけで精一杯」「学校の話をすると辛そう」という状態なら、無理に進路の話を進める必要はありません。

進路について知らべるだけでも、「高校にはこんな選択肢がある」と知るきっかけになります。

9.まとめ|高校にはさまざまな進路の選択肢があります

不登校を経験していても、高校進学を目指すことはできます。

高校には、全日制・定時制・通信制などさまざまな選択肢があり、それぞれ学び方や学校生活のスタイルが異なります。

また、高校入試における不登校経験者の扱いは、地域や学校によって異なります。

だからこそ、

「不登校だから高校には行けない」

と決めつける必要はありません。

子どもの状態や希望に合う学校を探していくことが大切です。

すぐに進路を決める必要はありません。まずは、どんな高校があるか知ることから始めてみても良いでしょう。

あわせて読みたい記事

参考・出典

  • 文部科学省「高等学校入学者選抜等における配慮等について」
  • 文部科学省「高等学校入学者選抜の改善等に関する状況調査」
  • 文部科学省「通信制高等学校に関する情報」

※制度や支援内容は変更される場合があります。最新の情報については、文部科学省、各自治体、学校・教育委員会等の公式情報をご確認ください。