不登校の子の「フリースクール」という選択肢|通所型とオンライン型の違い・費用・出席扱い
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「学校には行けないけれど、このままでいいのだろうか」
「家以外の場所で、安心して過ごせる場所はないだろうか」
不登校の日々が続くと、学校以外の学びの場や居場所を探し始めるご家庭も多いと思います。

その選択肢のひとつが「フリースクール」です。
フリースクールには、教室に通うタイプと、自宅からオンラインで参加するタイプがあり、費用や出席扱いの扱いもさまざまです。
この記事では、フリースクールの基本と、通所型・オンライン型それぞれの具体例、選ぶときの確認ポイントを整理します。
1.フリースクールとは
フリースクールは、学校に行きづらい子どもが、学校以外の場所で学んだり過ごしたりできる民間の施設・サービスの総称です。
法律で決められた学校ではないため、運営団体や活動内容はさまざまです。
特徴として、次のような点があります。
- 時間割や過ごし方の自由度が高いことが多い
- 少人数で、一人ひとりのペースを尊重する運営が多い
- 学習だけでなく、交流や体験活動を組み合わせているところもある
在籍する学校(在籍校)との連携が取れた場合、フリースクールでの活動や学習が「出席扱い」として認められることもあります。
ただし、判断は在籍校の校長が行うため、利用を決める前に在籍校へ相談しておくことが前提になります(第4章)。
2.通い方は大きく2つあります
フリースクールは、通い方で大きく2つのタイプに分かれます。

通所型:実際の教室・校舎に通うタイプ
- 家の外に出るきっかけになりやすい
- スタッフや他の子どもと、対面で関われる
- 通える範囲に教室がある家庭に限られる

オンライン型:自宅からオンラインで参加するタイプ
- 外出が難しい時期でも、自宅から参加できる
- 全国どこからでも利用できることが多い
- 画面越しの関わりが中心になる
どちらが良いかは、子どもの状態によって変わります。
「外に出ること自体が負担」という時期ならオンライン型、「家以外の場所で過ごしたい」という気持ちが芽生えてきたら通所型、というように、今の状態に合わせて考えることが大切です。
3.費用の目安と、自治体の助成金
民間のフリースクールは有料が中心で、費用の目安はおおよそ次のとおりです(この記事で紹介する2つの例)。

通所型:実際の教室・校舎に通うタイプ
月額20,000円〜71,500円+入会金(通う回数で変わる)

オンライン型:自宅からオンラインで参加するタイプ
月額27,500円+入会金11,000円
決して安い金額ではないため、検討するときは月額だけでなく、入会金やオプション費用を含めた「総額」で確認することが大切です。
なお、自治体によっては、フリースクールの利用料への助成金制度を設けている場合があります。
対象や金額は自治体ごとに異なるため、お住まいの地域の制度もあわせて確認してみてください。
紹介する2つのサービスでも、公式サイトで「自治体のフリースクール助成金の対象となる場合がある」と案内されています。
4.出席扱いについて
フリースクールでの学習や活動が在籍校の「出席扱い」になるかどうかは、在籍校の校長の判断によります。
一般的な進め方は次のとおりです。
STEP
相談
利用を検討している段階で、在籍校(担任・学校)に相談する
STEP
確認
フリースクール側と在籍校で、学習内容や報告の方法を確認する
STEP
判断
在籍校の判断で、出席扱いの可否が決まる
「利用すれば自動的に出席扱いになる」ものではありません。
あとから食い違いが起きないよう、契約前に在籍校へ確認しておくことをおすすめします。
在籍校への相談の進め方は、自宅学習・出席扱いの記事でも詳しく解説しています。
▶不登校の自宅学習は「出席扱い」になる?制度の要件と学校への相談の進め方
5.通所型の例:明光フリースクール
明光フリースクールは、個別指導塾「明光義塾」のグループが運営する、小中学生向けの通所型フリースクールです。
教室に通い、その日に「授業を受ける」か「やってみたいことに取り組む」かを自分で選べる仕組みが特徴とされています。

基本情報(公式サイトより)
- 対象:小学1年生〜中学3年生が中心(高校生も参加可)
- 形態:教室への通所型。明光義塾高等学院との連携で、高校卒業に向けたサポートも案内されている
- 入会金:22,000円(税込)※明光義塾に在籍中の生徒は無料
- 月額利用料(税込):ライトコース(週1回)20,000円/ステップコース(週3回)55,000円/バランスコース(週5回)71,500円
- 教室は順次展開中のため、通える範囲に教室があるかどうかは公式サイトで確認が必要
向いているのは
- 家以外の場所で過ごす時間を作りたい
- 週1回など、少ない回数から外に出る練習をしたい

注意点
- 教室がある地域が限られるため、近くに教室がない家庭では利用できない
- 回数が増えると月額も上がるため、総額での確認が必要
6.オンライン型の例:クラスジャパン小中学園
クラスジャパン小中学園は、不登校の小中学生を対象にした、完全オンラインのフリースクールです。
明光義塾が運営しています。
自宅から、授業動画や演習問題で学び、「ネットの先生」と呼ばれる担任が学習の進み具合を見守る形です。
オンラインの部活動や体験活動も、利用料の範囲内で用意されています。

基本情報(公式サイトより)
- 対象:小学1年生〜中学3年生が中心(高校生も参加可)
- 形態:完全オンライン(自宅から参加)
- 入会金:11,000円(税込)
- 月額利用料:27,500円(税込)※初月は月額利用料が無料(入会金のみで開始できる)。教材費・オンライン部活・体験活動の費用は月額に含まれる
- 出席扱い:月1回の学習レポートを在籍校へ提出する形で、「出席扱いを目指せる」と公式サイトで案内されている(最終判断は在籍校)
向いているのは
- 外出がまだ難しいが、学習や人との関わりは持ちたい
- 通える範囲にフリースクールがない

注意点
- 学びの中心は映像授業と画面越しの関わりになるため、対面の交流を重視したい場合は合わないことがある
- パソコンやタブレット、インターネット環境が自宅に必要
7.選ぶときのチェックポイント
フリースクールを選ぶときは、次の点を事前に確認しておくと安心です。

- 在籍校に相談したか(出席扱いの進め方を含めて)
- 見学や体験の機会はあるか
- 費用は月額だけでなく、入会金・オプションを含めた総額でいくらか
- 自治体の助成金の対象になるか
- 子ども本人が「行ってみたい/参加してみたい」と感じているか

どんなに評判の良い場所でも、子ども本人に合うかどうかは、実際に見て・体験してみないと分かりません。
まずは資料や見学から、家庭のペースで進めて大丈夫です。
8.まとめ
フリースクールは、学校以外の場所で学び、過ごすための選択肢のひとつです。
通所型とオンライン型では、向いている時期や状態が異なります。

- 今は外出が難しい → オンライン型から検討する
- 家の外で過ごす時間を作りたい → 通える範囲の通所型を探す
- どちらも、契約前に在籍校への相談と、費用の総額確認を

子どもの状態は変わっていきます。今の状態に合う形を、焦らず探してみてください。
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参考・出典
・明光フリースクール 公式サイト※料金・内容は2026年10月時点の公式情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。




