不登校の子どもがゲーム・スマホばかりなのはなぜ?親の関わり方を解説

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不登校の子どもが家でゲームやスマホばかり使っていると、「このままで大丈夫なのだろうか」「勉強が遅れてしまうのでは」と心配になることがあります。

学校に行かずにゲームをしている姿を見ると、つい注意したくなったり、使用時間を制限したくなったりする保護者もいるでしょう。

一方で、強く注意すると親子げんかになり、どう接すればよいのか分からなくなることもあります。

不登校の子どもにとって、ゲームやスマホは単なる娯楽ではなく、気持ちを落ち着けたり、人とのつながりを感じたりする手段になっている場合もあります。

この記事では、不登校の子どもがゲームやスマホを長時間使う理由を考えながら、親ができる関わり方や家庭でのルールづくりについて解説します。

1.不登校の子どもがゲーム・スマホばかりになるのはなぜ?

子どもがゲームやスマホを長時間使う理由は、1人ひとり異なります。

すべての子どもに同じ理由が当てはまるわけではありませんが、背景を考えることは、関わり方を見直すきっかけになります。

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1.気持ちを落ち着けられる時間だから

学校に行けない時期には、不安や緊張、疲れなど、さまざまな気持ちを抱えていることがあります。

不登校の時期には、子どもの心や体にさまざまな変化が現れることもあります。詳しくは、こちらの記事で解説しています。

→ 不登校の子どもの心と体の変化とは?気になるサインと対応を解説

ゲームや動画を見ている間は、学校のことや周囲の期待を考えずに過ごせるのかもしれません。

親から見ると何もしていないように見えても、子どもにとっては気持ちを切り替えたり、落ち着いて過ごしたりするための時間になっている可能性があります。

まずは、ゲームをしているという行動だけで、子どもの気持ちや状態を判断しないことが大切です。

2.達成感や自信を得られるから

学校生活では、勉強や友人関係など、思うようにいかないことが続く場合があります。

一方、ゲームでは目標を達成したり、技術が上達したり、仲間と協力して成果を得たりすることができます。

自分のペースで取り組めるゲームが、達成感を得られる貴重な場所になっている子どももいるでしょう。

ゲームの中で楽しめていることや、得意なことがあるのは、必ずしも悪いことではありません。

3.オンラインで人とつながれるから

学校に通っていないと、同年代の友人と顔を合わせる機会が減ることがあります。

オンラインゲームやSNSを通じて友人と会話したり、共通の趣味を楽しんだりすることは、子どもにとって人とのつながりを保つ手段になる場合があります。

ただし、オンライン上の人間関係にもトラブルや危険はあります。

誰とつながっているのか、困ったときに相談できるかなど、安全面にも目を向けましょう。

カレンダー

4.ほかに何をすればよいか分からないから

学校に行かない時間が増えると、1日の過ごし方が定まらず、何をして過ごせばよいか分からなくなることもあります。

そのようなとき、すぐに始められて楽しめるゲームやスマホに時間を使うのは、自然な流れの1つかもしれません。

ゲームを禁止することだけで解決しようとするのではなく、本人が興味を持てる活動や、無理なく過ごせる時間の使い方を一緒に探すことも大切です。

2.ゲーム・スマホばかりの子どもに親ができること

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①すぐに取り上げず、まずは生活全体を見てみる

ゲームやスマホの使用時間が長いと、制限することを最初に考えがちです。

しかし、時間だけに注目するのではなく、食事や睡眠が取れているか、体調はどうか、本人がどのように過ごしているかも確認してみましょう。

長時間使っていても、食事や睡眠が確保され、本人が落ち着いて過ごせている場合と、夜通し使用して日中の生活に大きな支障が出ている場合では、必要な対応が異なります。

まずは子どもの様子を観察し、何に困っているのかを考えるところから始めましょう。

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②ゲーム以外のことも否定せずに話す

ゲームやスマホの話題になると、つい「またゲーム?」「いつまでやっているの?」と注意する言葉が増えてしまうことがあります。

そのような会話が続くと、子どもが自分の好きなことを話しにくくなる可能性があります。

無理に会話を広げたり、ゲームに興味を持つふりをしたりする必要はありません。

おすすめの声がけ

子どもが話したいときに耳を傾けることが大切です。

ゲームの話題を通じて会話ができるようになると、親子のコミュニケーションを保つきっかけにもなります。

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③一方的に禁止するのではなく、一緒にルールを考える

ゲームやスマホの使用について、家庭で一定のルールを設けることは、安全で無理のない利用につながります。

ただし、親が一方的にルールを決めると、反発が強くなったり、親子の対立が深まったりすることもあります。

まずは、何に困っているのかを親子で整理し、できそうなことから話し合ってみましょう。

最初から細かなルールをたくさん設ける必要はありません。

家庭の状況や子どもの年齢に合わせて、守りやすい内容から始め、必要に応じて見直していきましょう。

話し合う内容

大切なのは、ゲームをやめさせることだけを目標にしないことです。

本人が少しでも興味を持てることや、安心して取り組めることを増やしていく視点も持っておきましょう。

3.ゲーム・スマホの使い方で気をつけたいこと

子どもの気持ちを尊重することは大切ですが、どのような使い方でも問題がないというわけではありません。

使い方や生活全体を見直す必要がある場合もあります。

こうした状態があるからといって、すぐに依存症だと判断できるわけではありません。

生活への影響や本人の困り感を確認しながら、必要に応じて専門家に相談することも検討しましょう。

インターネットの安全な利用については、こども家庭庁や政府広報オンラインでも、保護者向けの情報が公開されています。

4.親だけで抱え込まないことも大切

子どものゲームやスマホの使い方をめぐって、毎日注意したり、親子げんかになったりすると、保護者自身も疲れてしまいます。

「もっと厳しくしたほうがいいのでは」「自分の接し方が悪いのだろうか」と悩むこともあるかもしれません。

しかし、不登校の背景やゲーム・スマホとの付き合い方は、家庭によって異なります。

すべてを親の責任として抱え込む必要はありません。

子どもへの関わり方に迷ったときは、家族それぞれの立場から接し方を考えることも大切です。父親の関わり方については、こちらの記事も参考にしてください。

→ 不登校の子どもに父親はどう接する?関わり方と気をつけたいこと

生活への影響が大きい場合や、親子だけでは話し合いが難しい場合は、自治体の教育相談窓口、学校の相談担当者、子どもの心や行動について相談できる専門機関などに相談する方法もあります。

子どもへの対応に迷ったときは、保護者自身が相談先を持つことも、家庭を支える1つの方法です。

5.まとめ|ゲームをやめさせることだけを目標にしない

不登校の子どもがゲームやスマホばかり使っていると、将来や勉強、生活リズムが心配になるのは自然なことです。

一方で、ゲームやスマホが、子どもにとって気持ちを落ち着けたり、人とつながったりする手段になっている場合もあります。

大切なのは、使用時間だけで子どもを判断せず、生活全体や本人の気持ちにも目を向けることです。

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すぐに状況が変わらなくても、焦らずに子どもの様子を見ながら、家庭に合った関わり方を探していきましょう。

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参考・出典

  • こども家庭庁「基本計画・ガイドライン」
  • 政府広報オンライン「ネットの危険からこどもを守るために保護者が知っておきたいこと」

※本記事は一般的な情報をまとめたものであり、個々の子どもの状態を診断するものではありません。