孫が不登校になったら?祖父母にできることと避けたい接し方
孫が学校に行けなくなったと聞いたとき、「何か力になりたい」「このままで大丈夫なのだろうか」と心配になる祖父母もいるのではないでしょうか。
学校には毎日通うものだと考えていると、不登校という状況をすぐには理解できないこともあるかもしれません。
また、孫を心配するあまり、親である自分の子どもに対して、もっと登校を促すよう伝えたくなることもあるでしょう。
しかし、不登校の背景や子どもの気持ちは、1人ひとり異なります。
周囲がよかれと思ってかけた言葉が、本人や親にとって負担になる場合もあります。
この記事では、孫が不登校になったときに祖父母ができることや、気をつけたい接し方について紹介します。
1.孫が不登校になったとき、まず大切にしたいこと
子どもが学校に行けなくなる背景には、友人関係や勉強への不安、学校の環境、心身の不調など、さまざまな事情があります。
本人にも理由がうまく説明できなかったり、複数の要因が重なっていたりすることもあります。
そのため、祖父母がすぐに原因を特定したり、解決策を見つけようとしたりする必要はありません。

子どもが学校に行けなくなる背景には、友人関係や勉強への不安、学校の環境、心身の不調など、さまざまな事情があります。
本人にも理由がうまく説明できなかったり、複数の要因が重なっていたりすることもあります。
そのため、祖父母がすぐに原因を特定したり、解決策を見つけようとしたりする必要はありません。
まずは、孫が今どのような気持ちで過ごしているのかを大切にし、無理に学校へ行くよう促さず、安心して過ごせる関係を築いていきましょう。
不登校になったからといって、孫の将来が決まってしまうわけではありません。今の状態だけで可能性を狭めず、本人のペースを尊重することが大切です。
2.孫への接し方で気をつけたい3つのポイント

学校の話ばかりしない
孫と会うたびに「今日は学校に行ったの?」「いつから行けそう?」と聞いてしまうと、本人がプレッシャーを感じることがあります。
学校のことが気になっても、好きな遊びや趣味、最近あった出来事など、普段どおりの会話を大切にしてみましょう。
学校に行けているかどうかに関係なく、変わらず接してくれる大人の存在は、子どもにとって安心につながる場合があります。

ほかの子供と比べない
「いとこは毎日学校に行っているよ」「みんな頑張っているのだから」といった言葉は、本人を傷つけてしまう可能性があります。
不登校の子どもには、それぞれの事情やペースがあります。
ほかの子どもと比べるのではなく、目の前の孫自身を見て接することが大切です。


無理に励ましたり、答えを求めたりしない
孫を元気づけたいと思っても、「頑張れば行けるよ」「気にしすぎないで」といった言葉が、本人の負担になることがあります。
何かを話してくれたときは、すぐにアドバイスをするよりも、まずは話を聞いてみましょう。
「そうだったんだね」「話してくれてありがとう」など、気持ちを受け止める言葉を意識してみてください。
孫が話したがらないときは、無理に聞き出さず、本人が話せるタイミングを待つことも大切です。
3.親である自分の子どもにできるサポート
孫が不登校になると、親も不安や戸惑いを抱えていることがあります。
祖父母としては、孫への接し方だけでなく、親である自分の子どもを支えることも考えてみましょう。

親の対応を一方的に否定しない
「もっと厳しくしたほうがいい」「甘やかしているから学校に行かないのでは」といった言葉は、親を追い詰めてしまう場合があります。
親も子どものことを考えながら、悩んでいるかもしれません。
まずは「心配だよね」「何か手伝えることはある?」と声をかけ、親の気持ちを聞いてみましょう。

必要な時に具体的な手助けをする
親の負担を減らすために、できることを具体的に提案するのも1つの方法です。
例えば、親が希望する場合には、食事の準備や買い物を手伝ったり、話を聞いたりすることが考えられます。

ただし、手助けの内容や頻度は家庭によって異なります。よかれと思って行動する前に、何を望んでいるのかを確認するとよいでしょう。

親の考え方や家庭の方針を尊重する
祖父母と親では、育ってきた時代や教育に対する考え方が異なることもあります。
意見が違う場合でも、孫の前で親の対応を否定したり、親を通さずに登校を強く促したりすることは避けたいところです。
心配なことがあるときは、親と落ち着いて話し合い、子どもにとって負担の少ない方法を一緒に考えていきましょう。
4.祖父母自身が気をつけたいこと
孫の将来を心配する気持ちは自然なものです。
しかし、祖父母が不安を抱えすぎると、親子に対して必要以上に口を出したくなることもあります。
不登校への対応をすべて祖父母が解決しようとする必要はありません。

親の話を聞くことや、必要なときに手を貸すことも大切な支援です。
家庭だけで対応することが難しい場合は、学校や自治体の教育相談窓口など、専門機関に相談する方法もあります。
また、祖父母自身も心配を1人で抱え込まないようにしましょう。
孫や親を支えるためにも、できることと、すぐには変えられないことを分けて考えることが大切です。
5.不登校について相談できる窓口
孫の状態が心配なときや、家庭での対応に迷ったときは、専門の相談窓口を利用することもできます。
- 在籍している学校: 子どもの様子や学校との連携について相談できます。
- 教育委員会・教育支援センター: 不登校に関する教育相談や支援について情報を得られます。
- 自治体の相談窓口: 地域によって、子どもや家庭に関する相談先が設けられています。

相談先によって対応できる内容が異なるため、まずは地域の窓口に問い合わせてみるとよいでしょう。
文部科学省のウェブサイトでは、都道府県ごとの不登校に関する相談窓口も確認できます。
6.まとめ|孫と親を見守り、必要なときに支える
孫が不登校になったとき、祖父母にできることは、学校に行くよう説得することだけではありません。
孫の気持ちを尊重して普段どおりに接すること、親の悩みを聞くこと、必要なときに具体的な手助けをすることも、大切な支えになります。
心配するあまり、すぐに状況を変えたくなることもあるかもしれません。
しかし、不登校への対応に1つだけの正解があるわけではなく、子どもや家庭によって必要な支援は異なります。
祖父母だけで解決しようとせず、親の考えも尊重しながら、家族に合った支え方を探していきましょう。
孫が安心して過ごせる環境を守り、親も1人で抱え込まないように支えること。それが、祖父母にできる大切な関わり方の1つです。

参考・出典
- 文部科学省「不登校対策(COCOLOプラン等)について」
- 文部科学省「不登校に関する地元の相談窓口」
- 文部科学省「不登校への対応について」
※制度や支援内容は変更される場合があります。最新の情報については、文部科学省、各自治体、学校・教育委員会等の公式情報をご確認ください。


